1947-09-16 第1回国会 衆議院 決算委員会 第10号
御承知のようにこの問題はぜひとも委員會に御報告をいたさなければならぬ性質のものでございますが、實は目下のところ關係各省の方から檢査院に報告を集めまして、それを隱退藏物資等處理委員會の方とも連絡をとりまして、報告をまとめているように承知をいたしております。檢査院が責任をもつてやつております。一應お答えいたします。
御承知のようにこの問題はぜひとも委員會に御報告をいたさなければならぬ性質のものでございますが、實は目下のところ關係各省の方から檢査院に報告を集めまして、それを隱退藏物資等處理委員會の方とも連絡をとりまして、報告をまとめているように承知をいたしております。檢査院が責任をもつてやつております。一應お答えいたします。
これは監査局から出た資料でありますが、これによりますと、隱退藏物資等處理委員會の実行機關である隱退藏物資調査班というものは設置せられなかつた。こうものができなかつたのであるから、この委員會は實際において摘發する權限はなかつたという意見を出しておりますが、これははたして安本長官が責任をもつたものであるかどうか、安本長官はどう思われますか、これをひとつ答辯していただきたい。
○井上證人 當時隱退藏物資等處理委員會ができまして、その事務局は閣議によつて經濟安定本部の監査部において行うということにきまつたのであります。當時監査部がまだできませんので、第二部監査班を組織いたしました。私の委員會における地位は幹事と發令されております。そうして安定本部がその事務局を引受けてやる。安定本部々員であると同時に、委員會の幹事であります。
市郎君 理事 石田 一松君 足立 梅市君 清澤 俊英君 川崎 秀二君 小島 徹三君 鍛冶 良作君 北浦圭太郎君 辻 寛一君 野本 品吉君 徳田 球一君 出席政府委員 總理廳事務官 國鹽耕一郎君 委員外の出席者 議 員 世耕 弘一君 證人 議員世耕弘一君が隱退藏物資等處理委員會副
○國鹽政府委員 隠退藏物資等處理委員會そのものは適法であると認めておるのであります。しかしてその第一囘の會合において石橋氏が當時安本の長官として御挨拶になつた。これもその通りであります。その内容は私は詳しいことは聽いておりませんが、御挨拶になつたということは記録に載つておるのであります。從つてその委員會の行動はお説の通り適法と考えるべきだと思うのであります。
○世耕弘一君 隱退藏物資等處理委員會ということが、私の仕事をしていた委員會であります。隱退藏物資等ということは遊休物資がはいつておるのであります。隱退藏物資がだんだん手がこんで、判一つでそれが遊休物資にかわりつつある。そこに脱法行為があるのであります。私の言う官僚がここに誠意をもつて當つてくれたら五百億のいわゆる今日で言えば遊休物資は、一箇月を出でずして出るという確信を今もつてもつております。
清澤 俊英君 荊木 一久君 小島 徹三君 鍛冶 良作君 北浦圭太郎君 辻 寛一君 水田三喜男君 野本 品吉君 小西 寅松君 中野 四郎君 出席政府委員 總理廳事務官 國鹽耕一郎君 委員外の出席者 議 員 世耕 弘一君 證人 昭和二十二年二月當時隱退藏物資等處理委員
それは先日の委員会で決議いたしました證人出頭に件についてでありますが、世耕君が隱退藏物資等處理委員會の副委員長を退職するに至つた經緯についての證言のために、石橋湛山君、いわゆる目白における水あめ事件の證言のために當時の警視廳生活課長、現群馬縣警察部長小杉平一及び前目白警察署長有田一貞の兩君、栃木縣における隱退藏物資摘發に關する事件の證言のため、世耕君の指示を受けて摘發に當つた船岡壽信、辯護士の濱田三平
○石田(一)委員 ただいまの御質問ですが、これは提出された資料の十三、隱退藏物資等處理委員會前副委員長世耕弘一氏の指令書に關する件、これの五のところに「上記の通り退隱藏物資等處理委員會の運營の根據は、前掲摘發處理要領のみであつて、民間の情報提供者に對して假摘發指令書を發したり、物資の調査、集荷、輸送を委託したり、又摘發物資に關する拂下の指令書を發したりすることの出來る何等の法的根據も有權的な取極めもない
○小島委員 隱退藏物資等處理委員會の權限はどういうものであつたか。憲法上の權限はどんなものであつたか。たとえばその委員會が直接隱退藏物資をもつている人の所に行つて、家宅捜索をするとか、あるいは面會を強要するとか、そういうことができるものかどうかということをお聽きしたい。
隱退藏物資の摘發に關しては、隱退藏物資等處理委員長代理副委員長世耕弘一の名前で摘發指令を發行する以前の摘發方法は、各所より集まつてくる情報網を一々愼重に檢討して、信をおけるものと認められたるものに對しては文書を提出せしめ、そこで文書を提出してきた者は本人を呼び出し、さらに口頭をもつてする情報提供者には、文書をもつて情報を提供せしむることにいたしました。
○國鹽説明員 經濟安定本部におきまして、いわゆる隱藏物資の摘發をいたすようになりましたのは、本年の二月十四日の閣議決定に基きまして、安定本部内に隱退藏物資等處理委員會というものが設置せられてからであります。委員長には當時の石橋經濟安定本部長官がなられ、副委員長には世耕弘一君が就任せられたのであります。
その方針に基きまして隱退藏物資摘發に、隱退藏物資等處理委員會が活動するということで、あの委員會ができたのであります。そういう報酬を目あてに申しますと、語弊があるかもしれませんが、それ以來いわゆる隱退藏物資に關する情報が、非常に多くなつたということは、事實のようであります。
元來世耕氏のやつておられました隱退藏物資等處理委員會は、委員會を開いて、その下に監査班をつくつて、監査班がこれを民間の人と役人と兩方、執行權をもつたものと兩方がはいつて調査をする。こういう仕組になつておつたのであります。ところがその監査班なるものができないうちに、世耕氏自體が、世耕氏のもとにいろいろ情報屋が情報を持ちこむ。